シアターBRAVA!にて観劇。
1回目/千秋楽
蜷川幸雄演出の、超豪華キャストでの公演です。
チケットも16,800円と、ちょっとお高めでした(笑)
作: 井上 ひさし
演出: 蜷川 幸雄
音楽: 宇崎 竜童
出演者:
唐沢 寿明、藤原 竜也、篠原 涼子、西岡 徳馬、白石 加代子、夏木 マリ、高橋 惠子、勝村 政信、高橋 洋、木場 勝己、吉田 鋼太郎、壤 晴彦、毬谷 友子、沢 竜二
シェイクスピアの作品があちらこちらに登場します。
パロディーでコメディーで・・・という作品なので、元々の原作を知らないと楽しめない部分はあります(笑)
もちろん知っていれば知っているほど楽しめます。
私の場合は正直なところ、有名なものしか知らなかったので、もっとマニアな作品までしっているシェイクスピアファンなら、もっともっと楽しめたはず。
それでも、ロミオとジュリエット、ハムレット、リチャード三世、マクベスなどがわかれば十分だと思います。
いえ・・・訂正。
実際に観劇しながら思った感想としては、全く知らなくても楽しめます!
なぜなら、ちゃんとフォローを入れてくれるから。
黒子が出てきて、劇中で解説してくれるのです。
それに、単純に面白い。
あとは、役者さんのパワー。
一人の役者さんが、人間の二面性を演じているんですが、それぞれ、そのギャップや温度差が際立っていてハっとすることがしばしば。
パロディーでも、コメディーでも、やっぱり人間を描いているんだなぁ。
千秋楽
2回目の天保十二年のシェイクスピアは千秋楽。とても良い席でみることができました。
千秋楽ということもあって、風船が落ちてくるわ、舞台上で花火は飛ばすわ・・・。
そしてなんと、蜷川幸雄さんが登場!!拍手大喝采!
それにしても・・・。
やっぱりお芝居は面白いです。
蜷川幸雄シェイクスピアシリーズを全部みたくなってしまいました。
では、俳優さんごとの感想。
唐沢 寿明さん
悪役ぶりにびっくり!リチャード三世を問題なく演じられる主役級の人です。
めちゃくちゃ負のオーラです。
哀れな人だなぁ…と何故か思わされてしまう。
さらに最後のカーテンコールでは明るく飛び跳ねてて、ビックリ。
うーん、さすが。
藤原竜也さん
ハイテンションぶりにびっくり。
深刻な演技とおバカな演技のギャップが大きく、メリハリが際立ってました。
それにしても、あんな体格の良い役者さんだったんですね。
出演者の中で一番大柄?カッコ良かったです。
篠原涼子さん
歌がうまかったです。
可愛いし、キレイだし、カッコいい。
なんだか、歳を重ねるごとに良くなってる気がします。
西岡徳馬さん
幽霊役のとき、面白かった~♪
これも、シリアスな場面とコメディーな場面とのギャップがくっきり。
夏木マリさん
すっごい怖い。顔が。(笑)
この人は昔歌手だったんですよね?
私の中では、女優さん以外の何者でもありません。
高橋恵子さん
悪女~。キレイだから、さらに嫌な女。
太ももの刺青が色っぽかったです。
吉田剛太郎さん
蜷川幸雄の舞台にはなくてはならない人。
すごい存在感です。