12人の優しい日本人/三谷幸喜・生瀬勝久・江口洋介

演劇

シアター・ドラマシティにて観劇

計3回観ました!劇場で2回、そして今日はWOWOWで生中継。
やっぱり面白かったです。

始まる前って、とーぜん客席はザワザワしてますよね。
そんな中、そのまま舞台は始まりました。
客電も明るいまま扉がスっと開いて
陪審員1号の浅野和之さんが登場。
続いて他の陪審員達も登場。
すごく自然なスタートです。
「さぁ始まるぞー」ってんじゃなく、すっと世界に入ってました。
知らないうちに客電が消えてた感じ。

いざスタートしちゃうと、あとはノンストップ!
12人が、テンポ良く交互にぽんぽんと。

いろんな笑いの種類があって。
ベタなのやら、人間そのものを笑えるのとか。

◎陪審員1号・・・浅野和之さん

すぐにリーダーシップを奪われてしまう、陪審員長。
職業は「体育の先生」
ジャンプして机を飛び越えたり、ストレッチを始めたり。

◎陪審員2号・・・生瀬勝久さん

周囲にあわせて一度は「無罪」に手を上げたものの、
最初に「やっぱり有罪」と問題提起。
一番まともな人?と思いきや、徐々にそれだけじゃない
ということが見えてきます。
奥さん(ヨシエさん)と別居中だということが後半に判明。
そのあたりの事情が影響していることがわかってきます。
にしても、生瀬さんはやっぱり流石。
まともな人、ちょっとやな奴な感じ、滑稽さ。
全部隙無し。

◎陪審員3号・・・伊藤正之さん

喫茶店「丹波淋(タンバリン)」のマスター。
注文を取らせたらプロだが、人前で自分で意見を言うのは苦手。
ひたすら栗の皮をむく&プリンを食べて
議論に決着がつくことを祈っている。

◎陪審員4号・・・筒井道隆さん

決して頭は良くないが、人のいい男。
奥さん(サチコさん)と、去年の夏に生まれた長男がいる。
直感を信じ信念を曲げず、決して他人に流されることはない。
筒井くんは、今回ヒゲを生やしてました。
額には絆創膏。
いつもより、ちょっと無骨モノっぽさがありました。
なんでだか、筒井くんは好きです。
本当の彼はどんな人なんでしょうね。

◎陪審員5号・・・石田ゆり子さん

一見論理派に見えて、実はそうでもない。メモ魔。独身。
インターネットの「わくわくお見合い広場」に登録している。
男の人は一緒にいると疲れるでしょうね。
結果的には一番柔軟な思考の持ち主だったように思う。
石田ゆり子さん、美しかったです。やっぱり。

◎陪審員6号・・・堀部圭亮さん

愛知万博のマンモス館の関係者。マンモスの毛を持ち歩いている。
なぜか自慢げ。そしてちょっとやな奴。
電通マンみたいなスーツ。
会議で理論派に攻撃された時は、貝になるのが得策だと思っている。
堀部さんは、お笑いのイメージが強かったのですが
新選組!で役者さんのイメージに変わりました。

◎陪審員7号・・・温水洋一さん

金の腕時計。金のバックルのベルト。シャツの下にランニング。
どこから見ても中年オヤジ。
生まれてこのかた、全く女性に縁がない。
インターネットの「わくわくお見合い広場」に登録している。
落ち着いて人の意見を聞けない。
被害者の男と共通点が多く、「なぜあんな奴が結婚できたんだ」
と勝手に恨みをいだき、「有罪でも無罪だな!」。

◎陪審員8号・・・鈴木砂羽さん

5歳の男児(ゲンタくん)を持つママ。
彼女はきっと仕事を持っているでしょう。
オシャレなデザインのパンツスタイルのスーツ。
ひたすらマイペース。しきりたがり。
勝手にしきっておいて「私がやらないとダメなのよねー」
とか言いそうなタイプ。(でも周囲には煙たがられている。)
鈴木さんは、新選組!で衝撃を受けましたが、
やっぱり今回もスゴイパワーでした。
声が通る!!!
誰よりもセリフが聞きやすかった。あんな早口なのに。

◎陪審員9号・・・小日向文世さん

歯医者。それとわかるダブルのスーツ。
ディベート好きな論理派。

◎陪審員10号・・・堀内敬子さん

いわゆる、主婦。
おそらく専業主婦。
入学式・卒業式・参観日のために買ったと思われる
薄いグリーンのシャネルスーツで参加。
人の意見にどんどん影響されてしまう。
が、なぜか一貫して「無罪」。

◎陪審員11号・・・江口洋介さん

ノーネクタイ。第一ボタンをはずした白いシャツと
黒のジャケット、黒のパンツ。
やる気ナシ。早く帰りたい。
周囲が議論中、マンガを読んでいる。
時折周囲を見回しては「こいつら、よくやるよ」てな感じで
ニヤニヤ笑っている。
ところどころで、単なるバカじゃないなと思わせる部分を見せつつ、
前半の彼は、どうみてもやな奴です。
が。
陪審員4号、11号があくまでも「無罪」を主張するのにほだされ
一転して「無罪」派に。
そして「まかせて。俺は弁護士」という衝撃の告白。
有罪の根拠だと思われていた点を次々と崩し、
ここから一転して「有罪」の流れは「無罪」の方向に。
終了後に「実は、役者」と告白するのですが。

江口さんは、なんと初舞台!
まずは、「カッコ良かった」ですねー。
ホンモノって、あんなカッコいいもんなんですね。
舞台役者さんとしても、十分魅力的です。
初舞台と思えないです。
前半、セリフが少ないから「まさかゴマメ?」なんて思ったら、
後半は恐ろしい勢い・パワー。
いやはや。やられました。

◎陪審員12号・・・山寺宏一さん

チェックのジャケットに、色付きパンツのスタイル。
陪審員長にかわり、つい進行を進めてしまう。
陪審員のなかでは、常識派。
議論の中で、有罪・無罪を都度思考していく。

公式サイト

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