原作を読んだ後にドラマを観ました。
藤原竜也の情けない役は嫌いじゃないです。違和感なかったです。
昔、内山理名と一緒に出演した「かまいたちの夜」というドラマがあったけど、その時のキャラクターにちょっと似てるかな。もてなくて、自分に自信のない役。
(でも、かまいたちの夜の主人公は病んでます。リバースの深瀬は本当は強い心の持ち主ってことが違います。)
で、原作を読んでしまっているので、おおよそのストーリーはわかっているのですが、できれば原作通りのエンディングは嫌だなぁと思っていました。
なぜなら、原作のあのエンディングはさすがに悲しすぎるので・・・。
(そこがイヤミス「湊かなえ」なんですが)
そう思って見ていたら、最終回の一つ前の9話で、原作のエンディングまで到達してしまいました。
最終話で、その後が描かれるという・・・。
というわけで、最終話。
救われました。
まぁ登場人物たち全員が救われてはいませんが、でもそれでもそれぞれ前を向いていくということが描かれていて、少し救われました。
それと、あの主人公達のキャスティングは絶妙だなーと思いました。
藤原竜也(35)、市原隼人(30)、玉森裕太(27)、三浦貴大(31)、小池徹平(31)
全員とても大学生の年齢じゃないですが、5人揃った時の違和感もなく、ちゃんと大学生に見えてました。
これで広沢由樹役だけ若い役者さんだったら、すごい違和感だったと思います。
それにしても、ドラマを見ていても2017年のシーンで4人集まっている中に「広沢由樹」だけがいないのが切ないです。
最後の夜が本当に楽しそうで、そのシーンが流れるたびに泣けてきます。
なんか小池徹平さんってもっと単に明るいイメージだったのですが、この役ではどこか影のあるいい役者さんになってました。
市原隼人さんも、味のある役者さんになっていきそう。
玉森裕太さんは初めてみましたが、ジャニーズなんですね。でも浅見の役にあってました。
三浦貴大さんも初めてみました。三浦友和と山口百恵の息子さんなんですね。眉毛の濃いちょっと昭和な顔が他にはない雰囲気の役者さんですね。村井役としては、もうちょっと強引なリーダーっぽさがあっても良かったかな。
最後に、音楽が良かったです。
特に挿入歌。
調べてみると、サウンドトラックを担当している横山克さんの作った「Days Gone By」という曲でした。
実は今はじめて「横山克」を知ったんですが、Wikipediaによると
長野工業高等専門学校電子情報工学科、国立音楽大学作曲学科卒業
って!
どんな経歴・・・。
高専出て、国立音大って。
頭も良くて、音楽も凄いレベルだなんて。
クローズアップ現代のテーマ曲も、この人なんだ!!!
常日頃、このテーマ曲があってのクローズアップ現代だなぁと思ってたくらいなんです。
勉強になりました。